愛の中を生きよう

 

  3月11日(木)午後、2010年度入園児の「一日入園」がありました。相愛幼稚園の一日入園は親子で一緒に幼稚園で遊び、幼稚園に親しむ日です。
 自由遊びの時間、「たまごの会・親子クラス」で毎週幼稚園にいらしている一人のお母さんがいつもとは少し違う園内の装飾に、
 「先生、今日は何か幼稚園で特別な行事でもあったのですか?」と私に尋ねました。
 「ええ、今日の午前中は園児のお別れ会があったんですよ。一緒に過ごした年長さんがもうすぐ卒園なので、小さいクラスの子どもたちが企画をしてお別れ会をしたのです。開会は年少組の園児が音頭を取ってジュースで乾杯をして、その後、歌をうたったり、ゲームやダンスをしたり、手作りのプレゼントを渡したり…。それから、この装飾は子どもたちがアイディアを出してみんなで作ったものなのですよ」と答える私の話を聞きながらそのお母さんは目を潤ませていました。
 「娘がもうすぐこのような温かい輪の中に入れていただいて、幼いなりにいろいろな経験をしていくことを思うとなんだかとても愛しくて涙が出てきてしまいました」とお母さん。

 

 その日から一カ月。
 いよいよ入園の日がやってきました。
 幼稚園に入園するのはもちろん、子どもなのですが、子どもの入園は保護者の皆さまの入園でもあるのです。

 

 私たちの幼稚園の所属するキリスト教保育連盟の2010年度カリキュラム年間主題は「希望―愛の中を生きる―」です。
 武蔵野相愛幼稚園でもこの年間主題に基づき、今年度の相愛幼稚園の子どもたちの実態に合ったカリキュラムを立てて保育を進めてまいります。

 

 愛されることなくして人は育つことはできません。そして、子どもは愛の中を生きるとき、子ども自身の持つ力を発揮し、心身共に充分に成長するのです。
 さらに、今年度の主題において特筆すべきは“愛の中を”ということです。中にいることが大事なのです。外にいて眺めているだけではダメなのです。その中に入り、神と人とに愛され、愛を知り、愛の行いを為す人になるのです。
 それは、子どもたちばかりでなく、大人である保護者の方々も保育者も同様です。愛の中を生きながら、園生活を楽しみ、味わいつつ、子育てという使命を果たしてまいりましょう。

 

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 ここで英語を交えた洒落をひとつ紹介しましょう。

「キリスト教保育のアイデアル〔ideal 理想〕は、

         アイデアル〔愛である〕!!」

 

 

 2010年度が始まります。

 希望と喜びに満ちた一年で ありますように・・・。 

     〔 園長 佐川 曜子 〕