夏休みの幼稚園

 

 41日間の夏休み、いかがおすごしでしたか?
 卒園したお母様からいただいた夏のお便りに、「園舎は束の間の休息を得、皆さまも英気を養う8月…」とありました。
 そうです。園舎も年に一度の夏休みでした。
 そのような中で、今年の夏休みは初めと終わりの頃、園舎に人々の集う時が
ありました。

 

 最初の集まりは7月20日。7月10日に天に召されたA氏の記念会をいたしました。A氏の三人のお嬢さんは相愛幼稚園の卒園生です。葬儀はすでに終わっていたのですが、奥様やお嬢さんたちと幼稚園時代に親交の深かった方々が集い、A氏を偲んで礼拝を捧げ、故人の思い出を語り、記念会を行いました。

 

           記念会集合写真

                7月20日 A氏の記念会に集まった方々   

 

 もうひとつの集まりは8月24日。昨年度、年中・すみれ組に在籍していたYちゃんがお母様と姉のCちゃんと転居先の神戸から上京してくるということで、幼稚園で再会の時を持ちました。当日はそれぞれが弁当を持参し、お昼をはさんで午前11時から午後3時過ぎまでYちゃんとCちゃん姉妹が相愛幼稚園で同級だった友だちとお母様方が集まり、遊んだり、おしゃべりをして久しぶりの再会を喜び合いました。

 集合 お弁当

    8月24日 久々の再会        みんなでお弁当にしましょう 


 幼稚園を創始したのはフレーベルです。彼が名付けた「幼稚園」(子どもの庭園―キンダー・ガルテン―)という名称がそのまま使われているのは彼の本国ドイツの他、カナダ、アメリカ、日本などですが、イギリスではインファント・スクール(幼児学校)と呼んでいますし、アメリカでも未就学児の学校はプレ・スクールと呼びます。

 

 「幼稚園」は「幼稚園」という言葉に意義があるのです。幼稚園の「園」、この庭園はそこへ種子がまかれ、まかれた種子がすくすくと成長をとげる場所なのです。それは人の愛情と自然のふれあいに溢れた楽しいところであり、幼な子の命が輝く場所であります。
 さらに、「幼稚園」は人々が喜びにつけ、悲しみにつけ、繰り返し立ち返って憩い、安らぎ、生きていく勇気を取り戻す「心のふるさと」でありたいと私は願っています。

 

 ですから、今年の夏休みのふたつの会は大変嬉しく思っています。
 相愛幼稚園で出会い、親しく交わりを続けておられるお母様方が発起人となってそれぞれ会を企画してくださり、多くの方が幼稚園に立ち返ってくださったのですから。
 (束の間の休息中であった園舎もきっと喜んでいることでしょう…)

 

 二学期が始まります。子どもも親も保育者も一人ひとり、命の輝く日々を重ねてまいりましょう。

〔園長 佐川 曜子〕