5月21日(木)今年度初めての身体測定がありました。
 パンツ1枚の〝はだかんぼう〟になって計測の順番を待つ子どもたちの長い列はなんとも愛らしく、フェンス越しに大勢のお母さん方が微笑ましくその様子を覗いていらっしゃいました。
 ところで、相愛幼稚園にはクラスルームの「ひよこ」「すみれ」「ばら」、そして、「ホール」と「事務所」の他に子どもたちの身体測定が行われる事務所横の部屋があります。
 この部屋の名前をご存知ですか?
 答えは―「たんぽぽ」です。

 私が相愛幼稚園に初めて来たとき、この部屋は職員室でした。その後、年少組の園児が多いときには改装をして、保育室として使われた年もありました。
 今は、身体測定の他、誕生会に参加する保護者の控室や来客の応接室として使っています。
 また、毎朝、教師たちが聖書と賛美歌を持って集まり、保育の一日を始める前に祈る部屋であり、園児の降園後は持ち場の掃除を終えた教師たちが集まって、一日の情報を交換し、記録を付け、明日の準備を行う部屋でもあります。
 この部屋を「職員室」でも「ひよこ組」でもなくこのように多目的に使うようになったとき、部屋の名前を園児と教師から公募することにしました。そして決定したのが、「たんぽぽ」です。
 それから、幼稚園には他にも部屋があって、園庭横のらせん階段を登っていくと「ひまわり」の部屋があります。
 午前中は「母の会活動」「聖書の会」「ひまわりの会」「クラス保護者会」「親睦会」などなど、そして、午後は「預かり保育室」として一日中、フル回転で使われている部屋です。
 ひまわりの部屋が出来たのは、今から13年ほど前のことです。それまでは「聖書の会」も「親睦会」も「母の会活動」もコミセンを使っていたことを考えるとひまわりの部屋が出来てからは大変便利になりました。ちなみに、この部屋の名前は当時、在園のお母さんたちが命名しました。

さて、幼稚園や母の会の活動が多岐にわたり、活発になってくると、ひまわりの部屋だけでは足りないことも出てきました。そこで、ひまわりの奥の部屋も今年から使えるように準備いたしました。すると早速、母の会「相愛マルシェ」係から使用の申し込みがあり、使い始めるからには部屋の名前が必要ということで、お母さんたちは考えました。その名も「コスモス」です。
 「秋の花の名前が幼稚園の部屋にもあっていいのでは…」と。    
 見た目の弱々しさとは反対に、台風などで倒れても茎の途中から根を出し、また、立ち上がって花をつけるほどたくましいコスモス。語源はギリシャ語の「秩序」「美しい」の意。花言葉には「たおやかさ」ともあります。

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「コスモス」の名にふさわしく、この部屋を使って、 優美でありながらたくましく、生き生きとした活動が 展開することを楽しみにしています。             

             〔園長 佐川 曜子〕                   

武蔵野相愛幼稚園

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