劇団 そらまめ 本日公演
演目 昔話
一、「ふしぎな たけのこ」 (こどものとも 福音館)
一、「かさじぞう」 (こどものとも 福音館)
☆ 保育時間中に子どもにお見せします。
☆ 小判を一枚ずつお土産に持ち帰ります。
家宝にしてください。
図書係
これは2月19日の朝、門の横に掲示されていたお知らせです。
この日は、年間を通じて行ってくださった図書係のお母さん方による「おはなしの会」のファイナルを飾る、劇団〝そらまめ〟の公演がありました。
黒いセーターにGパン姿で統一した劇団員たちの手早い舞台の仕込み、持ち込まれた手作りの見事な大道具、小道具の数々、そして、一人ひとりのママたちの個性がのぞく迫真の名演技。劇団〝そらまめ〟の公演はちょうど一月前にみんなで鑑賞した名門劇団〝風の子〟の公演に勝るとも劣らない素晴らしいものでした。
二本立ての昔話の合間には、青森、三重、高知、愛媛、長崎出身のお母さんたちがそれぞれ出身地の方言を子どもたちに披露してくださいました。その場に居ながら、今回は公演そのものへの感謝と共に、日本の各地で育った方々が母親になって東京に住み、相愛幼稚園で知り合い、子どもたちのために劇を演じるというお母さま方の出会いと交流、奉仕に対して感謝し、胸が熱くなりました。
「かさじぞう」を演じるお母さんたち
劇団〝そらまめ〟
さて、年度末は幼稚園のあちらこちらで子どもたちの成長をみることの多いときですが…。 2月9日(月)の避難訓練では幼稚園から火災が発生したことを想定して、園児と保育者は裏の第三小学校に避難しました。年少・ひよこ組の子どもたちも年長・年中組の後に続いて懸命に避難場所に向かいました。しかし、クラスの半数は身長が1メートルに満たない子どもたちです。その歩幅は年長や年中組の子どもたちと違ってかなり狭いのです。
そんな中、必死で歩いていたCちゃんの靴が途中で何度も脱げました。すると、S君がその度にCちゃんに靴を履かせてあげ、その度にCちゃんはS君に「ありがとう」と 言い、S君は少し照れながら 「どうも(・・・)いたしまして!」と言うのです。
入園したときは知らない者同士であった二人が一年の生活を経て、お互いに大切な友だちとして気持ちを通わせあっている嬉しいひとこまでした。
今年度も幼稚園という場を通してたくさんの出会いがあり、出会いを通して一人ひとりが育まれたことに感謝しています。 保護者の皆さま方には温かくお支えいただき心からお礼申し上げます。
〔 園長 佐川 曜子 〕