温かいまなざしの中で育つ

 

 「子どもたちが生き生きと楽しそうに過ごしていますね。」
 「子どものことを中心に考えていらっしゃる幼稚園ですね。」
 これは、入園希望の方が幼稚園の見学にいらしたときにおっしゃった相愛幼稚園に対する感想です。
 初めて幼稚園にいらしたお母さんが、相愛の印象をそのように感じ、とらえて下さることを大変嬉しく思いました。
 幼稚園は子どもたちが目を輝かせ、心弾ませ、生き生きと楽しく過ごせる場です。
 「そんなことはあたりまえでしょう」と言われそうな気がしますが、“あたりまえ”を貫くことが難しい時代になりました。けれども、相愛は今までと変わりなく、子どもの幸せと育ちを第一に考える幼稚園でありたいと思います。

 

 それぞれの家庭でたっぷりと愛され、育まれてきた子が集う幼稚園です。保育者は、一人ひとりの子どもの心をしっかりと受けとめ、惜しみない情熱を注ぎ、心をこめて保育をいたします。
 親や保育者など身近な大人たちの温かいまなざしの中で、心を大切に育てられる幼児期の経験は、子どもたちのこれからの人生のすべてを支える根幹となるものだからです。
 新入生の親御さんは、「登園を渋ったらどうしましょう?」とか、「みんなと仲良くできるかしら?」と、不安や心配をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
 でも、大丈夫ですよ。幼な子は小さくて、弱い者でありながら、生きる力にあふれ、育つ力を充分に備えている存在でもあるのですから。我が子と幼稚園を信頼して、毎朝笑顔で「いってらっしゃい!」と送り出して下さい。泣いている子も「お母さん、もう帰っていいから!」という日が必ずやってくることを信じて…。

 

 今年は4月8日がイースター(復活祭)です。欧米ではイースターと共に春がやってくると言われていますが、相愛幼稚園はイースターと共に新年度がやってきました。
 相愛の小さな園庭では、春の訪れを告げるように、赤や白のチューリップ、黄色のジャスミン、白木蓮の新芽やはこべの緑など、花や草や木のそれぞれの色が明るく、楽しい雰囲気をつくっています。
 今は花、草、木の色が園庭を飾っていますが、季節の移ろいと共に一人ひとりの子どもたちの賜物や個性という“色”で幼稚園が彩られる日がくることを楽しみに思う2007年度の始まりです。

 

 武蔵野相愛幼稚園は昨年、創立70周年を迎え、みんなでお祝いをしました。71年目の今年度も、神様の守りと導きの中で、その歩みが祝されるよう祈りつつ、ご一緒に歩んでまいりましょう。

                                                                                  〔 園 長 佐川 曜子 〕