創立90周年を感謝して
1936年に創立された武蔵野相愛幼稚園が創立90周年の時を迎えました。創設者である白石多幸牧師・トク夫人の祈りによって始められた武蔵野相愛幼稚園で、遊び、祈り、共に時を過ごした子どもたちは、90年の間に、3,404名となりました。
喜びの時にも、困難な時にも、いつも変わらず幼稚園を守り、導き、支えてくださった神さまの恵みに感謝いたします。
このたび、創立90周年の記念事業として、夏休みにフェンスの改修工事を行います。朽ちてきた土台のブロックを新しいものにして、今の雰囲気を継承しつつ、堅固で安全性の高いフェンスへ整備いたします。
オリーブの会(保護者の会)からいただいたお祝い金は、絵本のコーナーの木製テーブルを作って
いただくよう、青山工房さんにお願いしました。
7月1日の創立記念日にみんなが持ち帰るお土産は、グラニーさんに焼いていただいた「90周年記念
クッキー」です。ハート型のクッキーにアイシングで
相愛
90th
オリーブの葉をくわえている鳩
の文字や絵を入れていただきました。
さて、90周年を共にお祝いしたかった前理事長の長山恒夫先生が6月5日、天に召されました。
長山先生と相愛との関係は、小学校4年生の時に日曜学校(現在の教会学校)に来られたことに始まります。中学3年生で洗礼を受けて相愛教会員となり、神学校で学び、牧師となられたのちも、相愛
学園の監事や理事として長くお支えくださり、黒田成子理事長召天後、そして、2007年11月から
2023年3月までの15年余り、理事長として、相愛幼稚園と共に歩んでくださった先生でした。
長山先生の温かいまなざしに満ちた「相愛だより」の言葉が心に沁みます。
「『互いに愛し合いましょう。』という言葉が新約聖書ヨハネの手紙一 4章7〜12節にあります。
文語訳の聖書では「われら互いに相(あい)愛すべし」とあり、相愛幼稚園の名前の由来であり、相愛
幼稚園の保育の精神を表しています。
子どもたちが幼稚園で経験する最も大切なことは、友だちとの出会いです。お母さんお父さんに送り
出され、先生たちに見守られて、人としての最も大切な出会いを経験します。幼児期の子どもたちに
とって、相互関係による出会いはその子の世界の始まりです。その一歩を愛によって始めて欲しい、
その願いが「相愛」の名に込められています。
愛は本来、自分の中に持っているものではなく、相互の関係の中に発見されるものなのです。愛は
わたしたちの日常の経験の中で、一つ一つ教えられていくものであるということです。直ぐできることと
一年がかりでできることなど、子どもは様々な経験をします。身体だけでなく、心だけでなく、
その子全体で経験し育っていることを一歩引いた、ゆったりとした気持ちで見てあげたいと思います。」
( 長山 恒夫 )
〔 園長 木崎 曜子 〕
「 探しなさい。そうすれば、見つかる。」
〔 マタイによる福音書 7章7節 〕