山登り健康法
相愛幼稚園のご家庭の方々、教職員の方々の中に、毎週土曜日午前中にあるNHKラジオ番組「石丸謙二郎の山カフェ」を聞いている方がおられるかもしれませんね。最近積読書の中の石丸謙二郎著の「山は泊まってみなけれりゃ分からない」という本を読みました。その中で著者は「山に登るのは、苦労の自作自演だ」、「憧れの山だった羊蹄山に往復で11時間かかったが素晴らしかった」とも書いています。この意見には私も同意したい。山を登っているときの苦労を思うと、行きそびれることもあるが、山登りして帰って来てからの爽快感は、何事にも変えられない尊いものがあるからです。
本格的な山登りを始めたのは高校1年生の冬山登山でした。ゲレンデスキーは程々でしたが早速、ニセコアンヌプリ、比羅夫ゲレンデ、手稲山等雪山に魅せられてしまいました。
その後、大学に行ってからは夏山登山もするようになり、1年生の時は、大雪山山系の層雲峡から大雪山、トムラウシを経由して美瑛岳まで縦走しました。大雪山の近くの山小屋に一泊しトムラウシを経緯して二泊目の美瑛岳小屋に行く途中、8月の中旬だったと思いますが雪がパラパラ降ってきたのです。びっくりするより体力も疲れ切っていて、しかも夕方近くになり気落ちしてしまいましたが、その時食べたチョコレートのおいしかったことは今でも忘れられません。
大学最後の大学院2年の時には、漸く、修士論文の目処が立ち、友人達と車2台で先ずは、知床の羅臼岳、次に道北の利尻山を登ろうとの計画。2つの山々からの眺望は壮大なスケール、そしてはるか先にロシアを見渡すことが出来ました。
一方で、山登り健康法について群馬大学の斎藤繁教授が次のようなことを言っています。
・人間は動物、動いているのが正常
・山登りは程よい運動が出来る
・体全体が動いている
・心臓に程よい刺激(60%)が出来る運動
・大きな呼吸が重要 (肺 500~6000CC)
・筋力の強化、バリアフリーでなくバリアアリのほうが良い
・食事バランスとして糖質、タンパク質、鉄分、ビタミン
・山の上の飲酒は良くない
最近では年相応にできる高尾山登山のよう な低山登山やトレッキング等で、後は温泉でゆったりと・・・ というスタイルで自然を楽しんでいます。そういった気軽な山歩きでは子連れの若い親子をよく見かけます。
11月は自然が素晴らしい季節ですね。木々の葉も色付いて来るでしょう。
顔を上げて秋空を眺めつつ自然に触れられる歩き方、気軽に簡単で楽しく歩ける山歩き、山以外でも公園巡りなど親子で出かけられるところを探してみませんか?
収穫の秋、自然の恵みを感謝できると思います。
「 神は愛です。 」
〔 ヨハネの手紙Ⅰ4章16節 〕