ともに
2025年3月18日、武蔵野相愛幼稚園86回生が巣立っていきました。
卒園式に続く、「卒園感謝の会」の中で、保育者たちから卒園児に歌を贈りました。
曲は、「このままの姿で」(詩・曲 ノア)。
2月のさんび礼拝の時に保育者が歌ったものに、アレンジを加えて歌いました。
このままの姿で
小さな野の花でも 主の愛を受けて輝く
あふれる主の恵みは いついつまでも
ばらはばらのように
すみれはすみれのように
私もこのままの姿で ついてゆきます
空を飛ぶ鳥たちは 主の愛を歌い続ける
あふれる感謝喜びは いついつまでも
つぼみはつぼみのように
ひよこはひよこのように
私も主のほめ歌を 歌いつづける
この歌詞の「ばら」「すみれ」「つぼみ」「ひよこ」相愛幼稚園のクラス名のところを卒園する子ども一人ひとりの名前を入れて歌ったのです。
例えば、「ひかり は ひかりのように」「だいすけ は だいすけのように」と。
すると、子どもたちは、
名前が歌われるのを嬉しそうに微笑んで聴く子、
自分の名前の番を瞳を輝かせて待つ子、
気恥ずかしくてうつむく子など、様々な表情をみせていました。
私たち保育者は、「あなたは、神さまにつくられた大切な人。世界にたったひとりの大切な人。誰かと比べてつらくなったり、自分に自信がもてないこともあるかもしれないけれど、神さまはあなたを良きものとしてつくられた。イエスさまは、他の誰でもないあなたを愛しておられるのだから、あなたはあなたらしく、イエスさまとともに愛の中を生きていこう。」の願いを込めて歌いました。
実は、さんび礼拝は、届くはずになっていたハンドベルの演奏で、神さまを賛美する予定だったのです。ところが、日本の代理店を通してアメリカの会社に発注していたベルの到着が3月になりそうだということで、ならば、「このままの姿で」を歌いましょう! と歌ったものです。
「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、
万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」
(ローマの信徒への手紙 8:28)
これから始まる2025年度の歩みも順調なこともあれば、計画通りにいかないことや悲しみ、苦しみもあるでしょう。しかし、どのようなことの中にも神さまはともに居て、働いてくださり、益となるようにしてくださるのです。益とは、自分にとって都合の良いことではなく、私たちの思いや考えを超えた神さまの愛の業が行われるということです。
春は出会いと出発のとき。
「互いに愛し合いましょう。」
(Ⅰヨハネ 4:7)
との相愛の精神をもって、今年度もともに歩んでまいりましょう。
よろしくお願いいたします。

「 新しい歌を主に向かって歌え。」
( 詩編96編1節 )