重い荷物を一緒に
相愛教会では7月31日から一泊二日で夏期学校を行いました。相愛幼稚園の子どもたちには馴染み深い「奥多摩福音の家」にて素敵な時間を過ごしました。普段は違う学校に通うお友だち、また、家族以外の大人の人たちも寝食を共にしました。一緒に聖書のみ言葉を聞き、賛美を歌い、お祈りをしました。たくさん遊びました。二日間を無事に過ごせましたことに心から感謝します。
夏期学校の主題は教会学校の通年の主題と同じく「キリストのもとに〜あなたを休ませる方〜」としました。私たちの救い主イエス・キリストは私たちを愛して下さるお方です。愛して下さるって、具体的にどういうことでしょうか? ここでの「愛」は私たちを休ませて下さる「愛」ということです。
子どもも大人も毎日たくさんのことをしています。子どもはたくさん遊んで、勉強して、大人もそれぞれに働きがあります。そこには喜びもありますが、時に、私たちだけでは背負いきれない重い荷物を持たないといけない時があります。
夏期学校では初日に河原で開会礼拝をしました。お家の方が用意してくれたお昼を頂き、みんなで河原で遊び、福音の家に行きました。福音の家ではキャンプファイヤーを囲みながらゲームやダンスをしました。二日目は早朝の礼拝から始まり、福音の家スタンプラリーをしました。スタンプラリーでは縄跳び遊び(習い事)、半紙を使ったうちわ作り(お仕事)、作文書き(学校)、盛り沢山の内容でした。
そして、最後には私たちの疲れを癒やして下さるイエス様がおられる「教会」では本当の「休み」「休息」体験をしました。「教会」では子どもたちが大きなシーツに包まれ、大人がシーツの四隅を持ってゆっくりゆらゆらされる体験をしました。心地よい揺れを体験しました。神様の大きな愛に全身を委ねて、一人ひとりが大きな愛に包まれているようなそんな一時を過ごしました。
神様の独り子であるイエス様は私たちの重い荷物を一緒に背負ってくれます。私たちの弱さも罪も背負って下さいました。ですので、私たちはそれぞれの重い荷物をイエス様に投げ出して、「持って」と言って良いのです。どんな私たちも受け止めて下さる、それがイエス様の「愛」です。主イエス・キリストは私たち一人一人を招かれます。
「すべて重荷を負って苦労している者は、
私のもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう。」
(マタイによる福音書11章28節)
夏期学校で子どもたちと一緒に遊んで、食べて、寝て、過ごす中で、ここにイエス様がおられる、それは一緒に遊んで、助けて下さっている、そして私たちを休ませて下さるということです。
神様の愛がたくさん注がれているということです。それはどんな時も、どこにいてもそうです。神様の愛、私たちを休ませて下さる愛が私たち一人ひとりに既にたくさん注がれています。
その愛を受けて、私たちはまた新しい力が与えられるのです。
( 相愛教会 牧師 長尾 ハンナ )
「 ひとりよりもふたりが良い 」
〔 コヘレトの言葉4章9節 〕