「復活されたイエスさまは」

 

 相愛幼稚園と親子のような間柄の相愛教会では、教会のカレンダーで5月(時々6月)にペンテコステというお祝いの日があります。
 聖書の伝える神さまの子ども、イエスさまのお弟子さんたちが、聖霊という天からの不思議な力を与えられたというお話が聖書にありますが、そのときから教会が始まったので教会のお誕生日として祝われます。
 聖書は、イエスさまが御自分のことを嫌う人たちによって十字架にかかり、死なれ、三日目に復活されたと伝えます。
 その後イエスさまは、神さまのおられる天に帰られました。残された弟子たちは不安になります。これからずっと一緒にいられると思っていたイエスさまがおられない。
 「これから自分たちだけで大丈夫かなあ」
 「一体何をすればいいんだろう?」
 するとそのとき聖霊が弟子たちに降り、弟子たちは神さまのこと、イエスさまのことを語り出したのです。不安になり塞ぎ込んでいた心が聖霊により開かれて、やるべきことが示されました。自分たちを愛してくださっている神さま、そして、復活されたイエスさまのことをみんなに伝えよう。弟子たちは立ち上がることができました。
 そして、教会ができていったのです。
 復活されたイエスさまは聖霊をとおして、今も私たちと一緒に歩いてくださっています。この聖霊は相愛幼稚園のこともいつも守っておられます。
 私たちは何か良いことがあると「ラッキー」、「ツイてるなぁ」と、つい声を上げてしまいますが、聖書は、聖霊が私たちを良い方向に導き、守っていてくださると信じ伝えています。私たちをいつも守るのは、時々気まぐれに起こる偶然やラッキーではないのですね。
 聖霊は風のような存在として例えられます。自由に吹く風は目には見えません。でも肌に触れると確かにあって、風にたなびくもの、空高く飛んで行く風船を見れば風も見えます。子どもたちの大好きな乗り物の一つの電車も、レールがあって初めて正しく進めます。あんなに大きく力持ちな電車は自分だけでは真っ直ぐ、そして正しくは進めないのです。聖霊もレールのように私たちに進むべき道を教えて、そこから外れないように優しく守り、正しく導く存在なのです。
 コロナウイルスの影響がなお心配の種となる中、そこに重くのしかかるように遠い国での争いが続いています。正しくないことが行われています。
 教会も幼稚園も世界中のともだちも、神さまに祈りをささげています。


 復活されたイエスさまは言われました。
 「あなたがたに平和があるように。聖霊を受けなさい。」
             (ヨハネによる福音書20章21、22節)
 聖霊が今も不安でいっぱいの私たちの心を慰め、励ましてくださいます。そして正しい、やるべきことも必ずや教えてくださいます。
 だから祈りましょう。
 祈りは私たちの心を神さまに結びつけてくださいます。初めの教会の人たちもお祈りをしました。平和を祈ってきました。そして大切な時には必ず聖霊が力を与えてくださり、大変なことも乗り越えてきたのです。
 今日も世界のどこかで祈りがささげられています。私たちも祈られています。神さまに愛されています。
 復活されたイエスさまが与えてくださった聖霊が、そのことをいつも私たちの心に届けてくださいますように。

                       〔 相愛教会牧師 長尾 大輔 〕

 

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「子どもたちをわたしのところに来させなさい。」

〔 マタイによる福音書10章13〜16節 〕