めぐみゆたけき 実りの秋

 

 小春日和が続いた11月。
   子どもたちは幼稚園の庭で、また、井の頭公園や苗木畑公園、さつき公園など、近所の公園に出かけて、走ったり、木の実や小枝を拾ったりして、深まる秋の自然に触れながら、存分に体を動かして遊びました。

 

 実りの秋。
 キリスト教では、収穫の喜びと感謝を表す収穫感謝祭が長い歴史をもって行われてきました。
 相愛幼稚園も11月18日(木)に、それぞれの家庭から持ち寄った野菜や果物を捧げて「収穫感謝礼拝」を守りました。
 礼拝では、家族全員が重い風邪をひいて、買い物に行けない時、様子を聞きつけた近所の友だちや遠方に住むおばあちゃんから食べ物が届けられ、無事に回復したなおこちゃんの家族の話を、
井口あかり教諭から聞き、また、その時、なおこちゃんの家族が、周りの人々の好意と守ってくださった神さまに感謝の祈りを捧げた話でした。続いて、今から400年前、イギリスからアメリカに信教の自由を求めて渡ってきたピルグリム・ファーザーズと呼ばれる人たちが新しい土地での初めての収穫を神さまに感謝し、食べ物の栽培方法を教えてくれた先住民を招いて一緒に祝った「収穫感謝祭」の起源についても聞きました。

 

 礼拝の後は、翌日の会食準備、カレーライスの下ごしらえです。
 年長・ばら組は、エプロンとマスクを着けて、テラスで、ジャガイモ洗い、玉ねぎと人参の皮むきをしました。年中・年少の子どもたちは、テラスの年長組がみんなのために働く様子を感じながら、園庭で思い思いの遊びに興じていました。
 そして、降園前には、年長組のお母様6名が、皮むき器(ピーラー)を持ってお集まりくださり、鍋に入れる35個のジャガイモをあっという間に剥いてくださいました。ホールでの皮むき作業を見に来た年長組の子どもたちは、お母さんたちの作業テーブルを取り囲んで、尊敬の? 憧れの? 嬉しそうなまなざしで手元をみつめていました。
 それから、合いびき肉も買ってきて具材が揃ったら、煮込むのは保育者の役目です。明日の会食を楽しみに子どもたちは帰っていきました。
 

 翌、19日(金)、この日も晴天で、子どもたちは午前中よく遊びました。
 そして、いよいよ会食の時間です。年少組→年中組→年長組の順番にホールのテーブルに着席し、家から持ってきたご飯にカレールーをかけて食べました。
 「おいしい、おいしい!」の子どもたちの声は、たまたま幼稚園の前を通りかかったお母さんにも聞こえたようです。
 のびのびと明るく、温かい収穫感謝の会食は、みんなで一緒に歩み、喜びを分かち合う一年であったことを感謝する、神さまの愛と恵みに満ちた時でした。

                          〔 園長 木ア 曜子 〕

 

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聖書の言葉

「 おめでとう、恵まれた方 」

             〔 ルカによる福音書1章28節 〕