みんなの相愛幼稚園
すっかり秋になりました。空は、真っ青です。
実りの秋、木や草の実りだけでなく、神さまがくださった様々な実りの恵みを、探してみましょう。
わたしたちの幼稚園や井の頭公園にも、たくさん見つけることができるでしょう。
わたしたちに神さまがくださったこの世界は、すばらしい恵みでいっぱいです。
今、わたしの部屋から見える外の景色は、真っ青な空です。
今年は、夏によく雨が降りました。雨は、空からの恵みです。わたしたちが喜ぶだけでなく、わたしたちの知らないところでも、鳥や虫が喜んでいます。
わたしの部屋の窓の外には、毎朝、鳥の鳴き声が聞こえます。午前中、11時ころまで、鳴き声が聞こえます。本当に、小鳥は鳴くことが好きです。
相愛幼稚園が、こうしてあるのには大変なこともありました。相愛幼稚園を始められたのは、白石多幸・トク先生ご夫妻です。そのころ既にお年寄りだったのですが、元気を出されて、相愛幼稚園を開園されました。その初めから、園庭にはジャングルジムと滑り台と藤棚と砂場がありました。
ある日、大きな台風が来て、藤棚が今にも倒れそうになったことがありました。台風の被害が心配で、わたしが幼稚園に様子を見に行ってみると、白石先生ご夫妻は、倒れそうになった藤棚をお二人で一所懸命に支えておられました。わたしは、驚いて、倒れそうな藤棚を支えている先生を助けに行きました。
ところで、相愛幼稚園は、敷地が小さい、園児の遊び場が狭いということを、言われてきました。その上、この園地に、初めは園長の家もあったのです。それよりも何よりも、大きな問題は、園地が借地であったということです。
さて、白石トク先生は、学校法人法ができると、すぐに、相愛幼稚園を学校法人にしておられます。わたしは、このことを大切に考えています。すなわち、相愛幼稚園設立の初めから、幼稚園を個人の財産と考えることはなかったということです。法律によって、学校法人になると個人立に戻ることはできないのです。相愛幼稚園については、早くから、このことをしっかりと考えての判断であり、その精神は、その運営を広く考え、特に、評議員会を大切に考えて、その位置づけ、運営に活かされていると考えています。
加えて、園地が借地であるという問題は今から8年前に解決され、安心していられる、こんにちの相愛幼稚園があります。
〔 理事長 長山 恒夫 〕
聖書のことば
「 あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい 」
〔 ルカによる福音書10章20節 〕