クリスマスプレゼント

 

 相愛幼稚園の卒園生たちの繋がる相愛教会の教会学校クリスマス会が12月22日の土曜日に行われました。毎年、このクリスマス会には幼稚園の教師たちもお招きを受け、参加するのですが、歴代の卒園生たちの成長ぶりをみることが出来て、うれしいひとときとなっています。
 この中で、幼稚園の教師たちを紹介してくださる場面があります。今回は「子どもの頃、なりたかったものとサンタさんからもらってうれしかったプレゼントは何ですか?」という質問に答えるかたちでの自己紹介でした。私は、「魔法使いと自転車です。」と答えました。

 その日は、「大人になった今、もらってうれしいクリスマスプレゼントは何?」と思いを巡らせながらの帰り道となりました。
 そして、得られた答えは、この季節にいただくクリスマスカードや年賀状に記された“メッセージ”でした。喜びや感謝、祈りが込められたその内容から、私が力づけられ、励まされるからです。

 

  年長・ばら組のお母さまから、
 「クリスマス礼拝、ありがとうございました。先生方の信じて見守っていただく力で我が子がプレッシャーや緊張を乗り越えていく姿を見ることが出来、私の中で一生忘れられない一日になりました。ページェントは、ばら組の子どもたち一人ひとりが立派に成長し、輝いている姿、自信を持って演じ、ひよこ組とすみれ組を引っ張っていく姿に感動しました。子どもの成長ってうれしいだけじゃなく、親にとってとてつもなく大きな力になるのだと感じたクリスマスでした。」
 と言葉をいただきました。
 うれしいクリスマスプレゼントでした。


 私はこれをいただいた時、大正初期から第二次世界大戦後にかけて活躍した幼児教育の研究者、実践家である倉橋惣三氏の代表的な著作・『育ての心』の一節を思い起こしました。


 「自ら育つものを育たせようとする心、それが育ての心である。
  世にこんな楽しい心があろうか。
  それは明るい世界である。
  温かい世界である。
  育つものと育てるものとが、互いの結びつきに於いて相楽しんでいる心である。」

 

         〜中略〜


 「それにしても、育ての心は相手を育てるばかりではない。
  それによって自分も育てられてゆくのである。
  我が子を育てて自ら育つ親、子等の心を育てて自らの心も育つ教育者。育ての心は
  子どものため
ばかりではない。
  親と教育者とを育てる心である。」


 倉橋は、子どもがみずから育とうとする主体的な存在であると同時に、それを育てようとする養育者もまた子どもとの関係性の中で相互に育ち合う存在であると教えてくれます。


 新しい年も互いに育ち合う存在として歩みをすすめてまいりましょう。
 本年もよろしくお願いいたします。                 

〔 園長 木ア 曜子 〕  

 

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家族にクリスマスプレゼントを手渡す子どもたち      

        2018.12.13  クリスマス祝会にて

 

聖書のことば

「 求めなさい。そうすれば、与えられる。」

               〔 マタイによる福音書7章7節 〕