あたたかな光に満ちた日々

 

 晩秋に植えたチューリップの球根から小さな芽が出て、春の訪れを告げています。


 2月23日(金)、施行から一年のプレミアムフライデーの効果について新聞やTVが報じる中、“プレ金”とも呼ばれる月末最後の金曜日、私は、キリスト教保育連盟主催の講習会に参加し、精神的な豊かさをたっぷり享受するときを与えられました。


 講習会の主題は、
「キリスト教保育のまなざし−子どもと共に神さまを感じる生活−」。
 長野県・塩尻に住む講師の原和夫先生から多くの示唆をいただきましたが、その中でも特に、心に響いた言葉がありました。
 それは、「保育は、『あたたかな光に満ちた過去をつくる大切な働き』です。私たちは、子どもたちが『思い出したい過去』を、今、子どもと一緒に歩んでいるのです。」というものです。
 そして、児童文学者・石井桃子さんの言葉、
「子どもたちよ、子ども時代をしっかりとたのしんでください。おとなになってから、老人になってから、あなたを支えてくれるのは、子ども時代のあなたです。」を保育者に向けて、次のように言い換えていらっしゃるのも印象的でした。
「保育者のみなさん、保育者時代をしっかりとたのしみ、生き生きしく過ごしてください。親になってから、老人になってから、あなたを支えてくれるのは、保育者時代の『あなた』です。」
 私は、この言葉を聞いて、ふと思い出した光景がありました。

 それは、1月25日の「聖書の会」のことでした。この3月末で相愛教会での務めを果たし、西千葉の教会に転任なさる真壁牧師による「聖書の会」は、この日と2月20日の残すところ二回となっていました。保育時間中に行う聖書の会ですが、1月25日は、インフルエンザによる園閉鎖の日でしたので、現役の保育者が4名出席することができました。それから、卒園生のお母様が3名、そして、蓮見(旧姓:菅原)、千田(旧姓:宮原)の旧職員がそれぞれ子どもを連れて計4名、また、蓮見さんは大学時代の同級生で、元の職場(キリスト教主義幼稚園)の同僚Sさん(Sさんは大学時代相愛幼稚園で実習をした方)を誘い、Sさんも小さい坊やを連れて一緒に来てくださいました。ですから、この日は、真壁牧師と私を加えると(大人と幼子あわせて)合計15名。絵本「ビロードのうさぎ」(作:マージェリィ・W・ビアンゴ 絵・訳:酒井駒子 出版社:ブロンズ新社)を真壁牧師に読んでいただき、その後、みんなで考えたり、話したりしました。

 2月20日の「聖書の会」は、現役のお母様と卒園生のお母様方がお集りくださり、参加者はみんなで16名。ゴスペル歌手森祐理さんナビゲートによるDVD「永遠のふるさと」を観て、唱歌・童謡と賛美歌の深いつながりについて学びました。

 両日とも、大勢の方々が集い祝福されたこの会を感謝しました。それは、もうすぐ転任される真壁牧師への送別の気持ちが大きいこともありますが、私はそれに加えて、昔、ここで働いていた保育者や実習生として過ごした学生、子どもを通わせていたお母様が、懐かしい気持ちで幼稚園に集ってくださったことに大きな喜びを感じたからです。

 さて、今年度の保育が、優しい温かなまなざしと穏やかな心で進められ、一人ひとりの心に、“あたたかな光に満ちたもの”であったかを振り返る年度末を迎えました。
 3月の日々を大切に、丁寧に歩んでいきたいと思っています。  

〔 園長 木ア 曜子 〕  

 

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聖書のことば

「 あなたの未来には希望がある。 」

                                          〔 エレミヤ書31章17節 〕