夏休み

 

 7月になりました。
 関東甲信地方の梅雨明けは、平年7月20日前後と言われています。
 今年は空梅雨とはいえ、梅雨が明ければ、“夏休み”です。

 

 先日、年少・ひよこ組のお母様が「早く、夏休みになってくれたら嬉しいです。」とおっしゃいました。なぜなら、「子どもを幼稚園に入園させて、ここまで懸命に過ごしてきました。登園時間に遅れないように、毎日、朝は時間との戦いでした。風邪をひかせて休ませないようにと健康管理にも気を遣いました。5月からはお弁当作りも加わって。だから、夏休みは私が一息いれるためにも待ち遠しいのです。」と。
 夏休みがよきリフレッシュのときになるといいですね。


 もうすぐ夏休み…。
 特に、新入生や転入生にとって、最初の学期の生活は、緊張や戸惑いも多くあったでしょう。また、いままで園生活を経験してきた進級の子どもたちにとって、楽しいものであった園生活にしても、葛藤したり、整理のつかないこともあったでしょう。そのような時を過ごしてきた子どもたちですから、夏休みは、幼稚園という社会的な集団生活の場から一時離れて、ゆったりと自分のペースを守りながら、自分らしさを回復する時となりますようにと願います。

 さて、かく言う私の記憶にある子どもの頃の夏休みといえば、夏休みの宿題が発表されると休みに入る前にさっさと済ませて、夏休みは、縛り事から解放されて、ほぼ40日間遊びほうけて暮らしていました。それは、それは楽しい毎日でした。さっさと済ませた宿題は、9月の始業を前に追われることは一度もなかったのですが、大人になった今、体質が変わったのか、各種提出物の締切りに追われる人間になりました。

 “追われる”ということは、ストレスです。
 人は、大人も子どもも、ゆっくりとした時間の流れのなかで、自分自身の生活を最もよくもてるのです。ですから、夏休みは、社会生活のプログラムを詰め込みすぎず、時間に追われることなく過ごしたいものです
 夏休み、特に、幼児期の夏休みに大切なのは、親子で“一緒の時間、一緒の喜び”をたくさん体験することです。それは、特別なことではなく、一緒に散歩をする、一緒にご飯を作る、一緒にお風呂を掃除する、一緒に昼寝をする、一緒に水まきをするなど、ごくごく日常的な暮らしです。
 そうすることで、子どもは自分が生まれてきた世界を肯定できるようになり、同時に「生まれてきた自分」も肯定できるようになるのです。
 お母さんやお父さんが一緒の時間を作ってくれたり、一緒の時間を楽しんでくれるということは、そのまま「自分が肯定され、受け入れられている体験」であるからです。

 

 もうすぐやって来る今年の夏休みが親子にとってよいものとなりますようにと願っています。

〔 園長 木ア 曜子 〕  

 

 

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聖書のことば

「天よ、喜び祝え、地よ、喜び踊れ。」

               〔 詩編96編11節 〕