グリル端会議


  10月22日、土曜日のお昼に井の頭公園三角広場でバーベキューが行われました。これは、伝統ある相愛幼稚園母の会に対して、2004年に設立された“父の会”の公式イベントのひとつで、「いつも頑張っている妻と健康に成長している子どもたちへ」父からの感謝を込めた、父親たちによる、その名も「母と子のためのBBQ」です。

 

 参加家族は、11時過ぎに三角広場に集合しました。子どもたちは早速遊び担当の父親たちと遊び出し、妻たちは幼稚園から貸し出した大きなシートを広げて、その上に座っておしゃべりに花が咲き、そして、遊びの担当以外の父親は、鎌田公園(井の頭公園に隣接したBBQ施設のある公園)で、肉焼きの開始です。
 愛する妻や子がお腹を空かせて、鎌田公園から運ばれてくる焼きたての肉を今や遅しと待っていますから、父親たちも懸命に肉焼きに精を出します。一枚一枚、丁寧に肉を焼く人、炭に風を送る人、使い終わった調理器具をせっせと洗う人、それぞれが役割を果たしながらどんどん肉を焼きました。(肉の他に“焼き芋”や“パエリア”なども作りました!)


 焼き上がったものが次々に三角広場に運ばれ、妻や子たちはパクパク食べて、お腹が満たされ、作り手の父たちはつまみ食いでその場を切り抜けようとしていたあたりで、一人のお父さんが私に「園長先生、今更なんですが、相愛幼稚園の教育で大切にしていることは何ですか?」と少し申し訳なさそうにも見える表情で切り出されました。私がキリスト教保育のことや子どもたちの自発的な遊びを大切にする環境を通した保育のことなどを話していましたら…。
 それがきっかけで、次々と子どもの話が続きました。
「うちは、年長になってようやく楽しんで毎日幼稚園に通うようになってね。ずいぶん時間がかかったよ。」
「親はついついよその子と比べちゃうんだよね〜」
「うちの子は、わかっているのに言葉で表現することが苦手でね。」
「若いお父さんはいいね。子どもと付き合う体力があるもんな。」
「いや〜、年齢の高い方はじっくり落ち着いて穏やかに子どもと関われていいなって思いますよ。」
「それにしても、最初の子どもは力が入りすぎ、今になってみると、あの頃、俺たち(夫婦)は子どものことでなんであんなにケンカをしたんだろうって思うんですよね〜。」
「二人目以降、肩の力が抜けて、子育てってこんなに楽なんだ〜って思えるし…。」
「子どもを持つって、楽しいことも多いけど、我慢しなければならないことや思い通りにならないことも多い。でも、そうやって、親は子どもに育てられるんだな〜って感じるよ。」

 

 これは、“井戸端会議”ならぬ、かなり良質な“グリル端会議”でありました。

 仕事の話でもなく、レジャーの話でもなく、子育てについて、気軽に、けれども、真面目に語り合えるこの場の雰囲気は心地よいものでした。
 このBBQ企画、母と子のためと謳われていますが、お父さんたちにとってもなかなかよい会だとしみじみ感じた帰り道となりました。

 企画、運営と、ご奉仕くださったお父さん方、ありがとうございました。
 楽しい秋の一日でした。                      

〔 園長 木ア 曜子 〕

 

 

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聖書のことば

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」

               〔ローマの信徒への手紙12章15節〕