Starting Strong―人生の始まりこそ力強く
イベントが目白押しの10月でした。
その中で、14日の「ダンス発表会」は年長組の4人の女の子たち(その名も「アロハチーム」)が創作したダンスの発表会でした。毎日、毎日歌って踊って、お客様(園児)の前で披露していたのですが、「お家の方たちにも観てもらいたい!」とチームの意見が一致し、13日の降園の時に、お迎えにいらしたお家の方々に「明日、11時20分からホールでダンスの発表会をします。どうぞ、観にきてください!」とチームの子どもたちが大きな声で呼びかけました。 そして、迎えた当日、ホールには大勢の観客が集いました。アロハチームは、大勢のお客様の前でも臆せず、いつもと同じようにのびのびと歌って踊りました。
観客として参加してくださった保護者の方からは、次のような言葉をいただきました。
「ホールは、全園児と先生方、お母様方がたくさんいらっしゃって、私の想像をはるかに超えた大舞台にとても驚きました。」
「あの場にいた全ての人に見守られ、声援を送ってもらい、手拍子してもらいながらダンスを披露できたことは、チームのみんなにとってどんなに誇らしく心躍る瞬間だったことでしょう。きっと生涯忘れ得ぬ出来事になったことと思います。」
「『子どもの自発性を受けとめてくれるところが相愛幼稚園のいいところね。』と隣に座ったお母さんと話していました。」
「誰かが活躍している姿を素直に応援することは時として難しい場合がありますが、そんな雰囲気の全くない、相愛幼稚園のまさに“相愛”の姿勢に強く励まされました。」
OECD(経済開発協力機構)の教育委員会によるプロジェクトの調査結果により幼児期に質の高い教育・保育環境の中で育つことは、その後の子どもの発達や人生に大きな影響を及ぼすということがわかりました。そこで、乳幼児期を生涯教育の第一ステージとしてとらえ、その第一ステージをより強固にスタートさせようという“質の向上”にむけた政策の提言をしました。それが、「Starting Strong ―人生の始まりこそ力強く―」です。
相愛幼稚園では子どもが知的にも身体的にも自分の力を十分発揮できる活動を大切にし、教師から教わることの大事さと共に友だちの意見や考えを聞いて、そこから学んだり、それに対して自分の意見を言ったりして一緒に考えたり、つくり出していく、協同し、学び合う力をつけていきたいと願っています。 また、バーベキュー、オペラ鑑賞、マロ(馬)とのふれあい、芋掘り、消防署見学など、この10月に行われたイベントを発案・実現してくださり、子どもたちに本物と出会う機会、保育環境をつくってくださった保護者並びに関係者の皆さまの祈りと支えに心から感謝いたします。
〔 園長 木﨑 曜子 〕
アロハチーム
10月14日
ダンス発表会
10月10日 鎌田公園
(南町)で バーベキュー
10月16 ・ 17日
年中 お泊まり会
10月19日 こどものための
やさしいオペラ
10月20日
道産子のマロ来園
10月21日
いもほり
10月29日
消防署見学
聖書のことば
平和の種が蒔かれ、ぶどうの木は実を結び
大地は収穫をもたらし、天は露をくだす。
ゼカリヤ書8章12a節