「平和をつくる」

 

 保護者や地域の方を対象に 年間6回開かれる 「聖書の会」 ですが、2月の会で相愛教会の真壁牧師が

“3びきのかわいいオオカミ”
     文:ユージン・トリビザス
     絵:ヘレン・オクセンバリー
     訳:こだま ともこ

という絵本を紹介してくださり、幼稚園に貸してくださいました。
 私は早速、この絵本を今は一年生になったその時の年長・ばら組の子どもたちに読んで聞かせました。


 

 《あらすじ》
 3びきのかわいいオオカミが「レンガの家」や「コンクリートの家」、「鋼鉄と鉄条網で出来た家」と頑丈な家を建てたのですが、わるいおおブタが次々に壊してしまいます。しかし、その後、「花で出来た可愛い小さい家」を作ったら、おおブタは花のよい香りに心が安らいで、家を壊すのをやめ、オオカミとおおブタは仲良く暮らしました。

 


 この話の筋について、一人ひとりの感想はさまざまでしょうが、絵本は幼稚園でしばらくお借りすることになり、子どもたちの手の届くところに置かれました。
 すると、遊びの合間に絵本を手にとってはページを繰る子どもたちの姿がみられ、ある日、ばら組の子どもたちのこんなおしゃべりが聞こえてきました。

「おおブタって花が好きだったんだね」
「だから、花の家は壊されなかったのね」
「好きなものがあるとうれしいからね」
「だけど、オオカミたちは今までわるいことばかりするおおブタと仲良しでもないのに、なんで花が好きだってわかったのかな〜?」
「そうね。でも、わからない時は、『なにが好きかな?』とか『なにがあったら喜ぶかな?』とか考えたらいいんじゃない?」
「あっ、そうだね〜」

 


 私はこの会話を聞いて、これは、
 「愛する者たち、互いに愛し合いましょう」[ヨハネの手紙T  4章7節]
 から園名をつけた相愛幼稚園の“相愛の精神”を宿した子どもたちだと
 嬉しくなりました。



 新年度を迎えました。
 2015年度の保育の年主題は、
   「平和をつくる」[マタイによる福音書5章9節]
です。



 “平和”は当たり前に存在しているものでも、どこかからやってくるものでもなく、積極的につくるものなのです。
 相愛幼稚園の子どもたちは、“相愛の精神”を心に据えて、「平和をつくる」者として育ってほしいと願いつつ 今年度の保育もすすめてまいります。

 


 4月5日はイースター(復活祭)でした。復活のイエス様は今日も私たちと共におられます。喜びと希望をもってこの年も歩んでまいりましょう。


〔 園長  木ア 曜子 〕   

 

 

 

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聖書のことば

主イエス・キリストの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

                                                        〔 ガラテヤの信徒への手紙1章3節 〕