身体も心も大きくなった!

 

  相愛幼稚園では年間6回、奇数月に園児の身体測定をしています。測定日は登園後、担任保育者の声に促されて服を脱いだ子どもたちがパンツ一丁になってたんぽぽの部屋(一階事務所横の小さな部屋)にやってきます。

 身長の測定は松野事務職員が、そして、体重の測定は園長の私がいたします。私はその時、体重計にぴょこりと乗った子どもに“ひとことインタビュー”をしています。
「名前は?」とか「何歳ですか?」とか「今朝は何を食べてきましたか?」など…。


 1月の測定の時は「お正月に食べたお料理で一番美味しかったものは何ですか?」と聞きました。すると、伊達巻・お雑煮・ごまめ・数の子etc.いろいろな答えが返ってきました。
なかには、「かまぼこが一番美味しかった!」と言う子や「私はみかん!」、「僕はすいか!!」と言う子も。「幼児にしてなかなか通だわ」と感じさせる答えがあったり、「???」と思わせる答えもあったりで、楽しい問答となりました。
 その穏やかで楽しい雰囲気は、4月から一年近く共に時を重ねてきた生活の経験が
かもし出すものです。

 新年度最初の5月の測定日、親と離れて過ごす幼稚園で裸になるのは新入生にとって
どんなにドキドキしたことでしょう。でも、パンツ一丁になって、測定の記録用紙を手にニコニコとたんぽぽの部屋へ来て測定する年長児の姿を見て、「平気なんだ…」と感じたでしょうし、泣かないで測定する同じクラスの子どもの姿を見ては、「僕も大丈夫かもしれない」と励まされたことでしょう。

 

 “育ち合う”

 先日、Sちゃんのお母様が「相愛幼稚園では育ち合うという言葉をよく使いますね」とおっしゃいました。育ち合うとは大人から何かを教えられるのでなく、幼稚園に集う子どもや保育者や保護者一人ひとりが人間関係のなかで、体験を通して、感じたり気づいたり、助けたり、助けられたりしながら育っていくことをいいます。もちろん、保育は教育ですから意図的で計画的で継続的な営みに違いないのですが、そのなかでももっとも豊かな経験が、「育ち合い」といえましょう。


 今年度の保育を振り返る年度末となりました。友だちとの遊びを通して自己発揮し、支え合ったり、葛藤したりして過ごしてきた子どもたちが自分以外の他者と生きるのは、いろいろなことがあるけれど楽しいものだと感じているならば、保育者としてこれ以上の喜びはありません。

 神さまのあふれる愛に包まれて、身体も心も大きくなった子どもたちと3月の測定日に交わす“ひとことインタビュー”を楽しみにしています。

 今年度も幼稚園の保育に理解を示し、多くの場面でご協力いただいた保護者のみなさまに心より感謝申し上げます。

 

 

                                          〔 園長  木ア 曜子 〕




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聖書のことば

イエスは知恵が増し、    
           背丈も伸び、神と人とに 愛された。 

                                                   〔 ルカによる福音書 2章52節 〕