あふれる愛に包まれて

 

 日本だけでなく、世界各地で記録的な大雪や寒波が相次いだ冬が過ぎ、暖かで明るい春になりました。
 幼稚園もこの春のように明るく穏やかな雰囲気で子どもたちを迎えたいと保育者たちは心を込めて新年度の準備をして参りました。

 

 昨年度末のことになりますが、相愛幼稚園近隣への転入・転居に伴い、子どもの幼稚園を探しておられる親御さんが数組、幼稚園を訪ねていらっしゃいました。私が園内や園庭を案内していましたら、そのお母様が「子どもたちが生き生きと楽しそうによく遊んでいますね。先生方もしっくり子どもの中に溶け込んで、声の大きさや服装、関わりがとても自然な感じでいいですね」とおっしゃいました。
 幼稚園で生活するみんなが創り出す雰囲気をこのように感じてくださったお母様の言葉に私は大変嬉しく思いました。

 

 新年度、4月は多くの園児、保護者、保育者が喜びや希望とともに不安と緊張の入り交じる複雑な心持ちでのスタートですが、幼稚園が子どもにとっても保護者や保育者といった大人にとっても安心して自分らしくいられる、居心地のよい生活の場となるよう、前述のお母様が感じてくださった雰囲気をめざして、一日いちにち丁寧に保育の営みを重ねていきたいと願っています。

 

 新入園児の中には初めは泣く子もいるでしょう。泣きたければ泣いていいのです。
 幼稚園の生活では、うれしい、楽しいことばかりでなく、悲しい、悔しいといった思いをもつこともあるでしょう。さまざまな感情体験は子どもを成長させます。そうして、どのような時も決して一人ではないということを知ります。幼稚園には一緒に喜んだり、慰めたり、励ましたり、諭したり、寄り添ったりしてくれる先生や友だちがいるのです。

 

武蔵野相愛幼稚園は聖書の言葉から幼稚園の名前がつきました。

           「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。
            愛は神から出るもので、愛する者は皆、
            神から生まれ、神を知っているからです。」
                  〔新約聖書 ヨハネの手紙T 4章7節〕

 

そして、2014年度保育の年主題は、
         「あふれる愛 ―これからもともに―」です。

 

 幼い子どもたちと過ごす私たち大人が神様のあふれる愛に包まれていることを知り、感謝して生きるならば、子どもたちもその愛に包まれ、安心して過ごせるでしょう。
 また、人と人との触れ合いの中で温かいまなざしを受けて育つ子どもは生きる力に満ち、喜んで歩みをすすめる人に育つでしょう。

 

 2014年度が始まります。
 幼な子とともに育ち合う一年になりますように。

 

 〔 園長 木ア 曜子 〕

 

 



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聖書のことば

「子供たちをわたしのところに
     来させなさい。妨げてはならない。」

マルコによる福音書10章14節