うれしい出会い

 

  4月は新しい出会いのときです。
 庭のチューリップが咲き始め、出会いの季節に彩りを添えています。
 この庭で、「はじめまして」 「よろしくね」 と言葉を交わしながら、お互いを知り、信頼関係を築いてまいりましょう。
 幼稚園は多くの子どもにとって人生で最初の社会関係を結ぶ場ですから、そこは温かく、明るく、楽しい場でありたいと願っています。また、同時に穏やかで落ちつける場でありたいと願いつつ、心をこめて新年度の準備をしてまいりました。

 今、社会では保育の制度についての動きが盛んで、いろいろな議論がなされています。保育の大転換期ともいえるこのとき、私の心に浮かぶのは ラインホルド・ニーバー という神学者の 「祈りの言葉」 です。

 

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、
変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

 

 人の成長には、親身になって人格的に関わる他者の存在が必要です。私たちの幼稚園はキリスト教主義の幼稚園ですから、イエス・キリストが子どもを愛されたように、私たち保育者もまた、それに倣って一人ひとりを大切にする保育を行ってまいります。あるがままの姿を出せ、それを受け止められる経験は、子どもの育ちにとって何よりも大切なものです。そうして、自分を大切に育てられた子は、やがて自分と同じように他者をも大切であることを自覚し、平和を愛し、平和をつくり出す人へと育っていくのです。

 

 また、子どもは発達に必要な経験を遊びの中で積み重ねて成長していく者ですから、「遊び」 の時間と場所と雰囲気を充分に保障した保育を行ってまいります。

 

 どんなに時代が変わり、保育のあり方が多様化しようとも、相愛幼稚園は園名が示すように、神さまが私たちを愛してくださっているように、私たちも互いに愛しあいながら、一人ひとりが神さまの愛の中に生かされていることを喜び、感謝する幼稚園としての歩みを続けていきたいと願っています。

 

 春休み中、3月31日に教会ではイースター (復活祭) を迎えました。
 「復活の主に押し出されて、幼稚園の新年度も “イースタート” が切れますように…」 と相愛教会の真壁牧師が祈ってくださいました。
 私たちの幼稚園の歩みを覚えて、祈り、支えてくださる方が大勢いらっしゃることに感謝して、今年度も心はずむ日々を重ねてまいりましょう。

                                                                                   〔 園長 佐川 曜子 〕

 

 

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4月10日 入園式の朝